ごはんセット(定食)のセルフサービス化と AutoReserve によるセルフオーダー

 2023/08/01 -  CAFE COOK酢

AutoReserve for Restaurant 導入の背景

当店は、6 テーブル、14 席程度の小さなお店です。

人員の確保が難しくなってきたことと、コスト的な問題から、ワンオペで店舗運営する必要があるのではないかと考えました。

当店のメニューは、おかず+ごはんセットという定食が定番メニューです。

おかず+ごはんセットの内容が、サラダ、漬物、ごはん(白ごはん or まぜごはん)、スープ、一品(ポテトサラダ or 今日の一品)、 おかず、デザート、ドリンクという まあまあ、手数の多いメニュー構成になっています。

そして、そのおかずの種類もまあまあ多い。。。

「ごはんセット」のセルフ化と、AutoReserve を使った注文、会計のセルフ化

ホールスタッフを置いている場合、オーダーを取るのに、結構時間がかかっていました。 そして、持っていく物が多いので、配膳時間も結構かかっていました。

注文時間を短縮できる方法が無いのか探していたところ、 AutoReserve for Restaurant   というサービスを見つけました。

このサービスは、お客さんのスマートフォンから店内飲食の注文を入れられるものです。そして、会計は、PayPay、クレジットカードでオンライン決済するか、現金で決済することができます。

このシステムを使い、「ごはんセット」をセルフ化すれば、おかずだけ作って持っていけば良いので、ギリギリ、ワンオペでも可能な範囲です。

ごはんセットのセルフ化が受け入れられるかどうか不安がありましたが、自分の食べたい量に応じて、自分の好きなタイミングでおかわりできるので、今のところは受け入れられているという認識です。来店されなくなったお客さんもいらっしゃいますが、大半の常連のお客様はご利用されているようです。キッチンだけでなくホールでの対応も必要になったため、どのようなお客様がご来店されて、どのような注文をされているのか把握できるようになったのは、メリットの一つだと感じています。

AutoReserve の良かった点

AutoReserve for Restaurant を使って次のような点が改善できました。

  • 注文を取るのに時間を取られなくなった
  • 金額の合計を計算するのが楽になった(従来はメニューが多すぎてどこに価格表示されているのか探すのに一苦労していた)
  • PayPay、クレジットカード決済ができるようになった(従来は現金のみ)
  • 1/3 程度のお客さんは、オンライン決済してくださるので、会計が楽になった
  • 作り忘れがなくなった。対応済商品のボタンを押すようになっており、注文に全て対応しない画面上の色が変わらないようになっているため。
  • 予約システムが導入できた。従来は電話のみ。
  • 価格改訂がしやすくなった。AutoReserve for Restaurant 上の価格変更だけで良いため。従来はメニューブックや壁に書いてあり、更新が困難だった。

AutoReserve for Restaurant を使うのに工夫が必要な点

伝票での注文との併用

伝票を書いて渡してもらう方法も併用しています。実際には、テイクアウト・デリバリーメニューから選んでいただき、伝票に書いて渡してもらっています。

一定数、次のようなお客さまがいらっしゃるためです。

  • QR コードでの注文が苦手
  • 認証に必要な電話番号、メールアドレスを入力したくない

仕入れのクレジットカード払い

オンライン決済分は、月末閉め、翌月末払いになるため、入金サイクルが1ヶ月先になります。

仕入れをクレジットカード払いにして、仕入れ分の支払いを1ヶ月先送りし、相殺する形にして対応しています。

まとめ

AutoReserve for Restaurant と、メニューの一部をセルフサービス化することで、一人でも店舗運営が可能となりました。

ウォーターサーバ、アクアクララの導入 についてもレビューを書きましたので、参考にどうぞ。

AutoReserve for Resaurant に興味がありましたら、AutoReserve for Restaurant の お問い合わせページ   からお問い合わせください。その時、カフェクック酢のホームページを見ました、と言っていただけると、当店に対して何らかのバックがあるかもしれない(無いかもしれないw)ので嬉しいです。

それから、これからお店を始めようと思われる方は、セルフオーダーを活用して、人件費をかけないようにして始めるのも、リスクが低くて良い方法だと思います。 それよりは、集客力のある場所が重要かもしれませんが。

コトラーの 4P (Place/Price/Product/Promotion) を意識するのは大切かな、と思いますので、良かったら読んでみてください。